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5分でわかる財務分析 実践編

12.実例を使ったインタレスト・カバレッジ・レシオのブレークダウン1

今回は前回の続きで、楽天のインタレスト・カバレッジ・レシオをもう少し掘り下げてみましょう。

 

インタレスト・カバレッジ・レシオは当然、事業利益に正比例、支払利息に反比例します。

まず、事業利益について見てみましょう。

楽天は、決算短信の「事業の内容」にも記載あるように、

1.EC(エレクトロニック・コマース=電子商取引)に関するサイト運営・サービスを行う【EC事業】

2.インターネットへの「入り口」の役割を担うポータルサイト運営を行う【ポータル事業】

3.ブロードバンド向けサービス提供などインターネットに関連する各種事業を行う【その他関連事業】

を展開しています。

皆さんご存知のように、これらの事業は、商品の仕入れはありませんし、固定資産を使って事業を行うというわけではありません。

ちなみにたな卸資産の総資産に占める割合は0.026%、固定資産の総資産に占める割合は、2.9%ととても小さいことからもわかります。

したがって、売上高18,082,859千円に対して売上原価はわずか1,556,247千円で、売上総利益率は91.4%と非常に高いです。

コストはほとんど人件費であり、それは販売費及び一般管理費として11,776,365千円計上されています。

ちなみに、販売費及び一般管理費の内訳は、以下のとおりとなっています。

広告宣伝費及び販売促進費 1,183,249千円
人件費 4,242,430千円
減価償却費 1,513,917千円
通信費及び保守費 1,340,517千円
委託費及び外注費 1,872,771千円
その他 1,623,478千円
11,776,365千円

この結果としての営業利益は4,750,247千円で、営業利益率は26.2%です。

財務省が毎年統計調査している、法人企業統計調査によると、H14年度の営業利益率の全産業平均は2.4%で、楽天の含まれるサービス業は2.2%であることを考えると突出した利益率ということがいえます。

次回へ続きます。


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