今回は安全性分析に役立つ回転期間分析の指標をいくつか紹介します。
まず、現預金回転月数があります。
現預金回転月数=現預金/売上高*12
また、現預金に代えて、現預金+短期所有有価証券として、手元流動性という指標もあります。
手元流動性=(現預金+短期所有有価証券)/売上高*12
いずれも、営業上の支払いのための準備資金が何か月分あるかを示しています。
では、楽天のそれぞれの指標を見て見ましょう。
楽天は短期所有有価証券がゼロなので、
現預金回転月数=手元流動性=25,790,688千円/18,082,859千円*12
=17.1ヶ月
財務省の「年次別法人企業統計調査」によれば、全産業の平成14年度の手元流動性は1.36ヶ月です。
これと比較すると楽天の手元流動性は非常に高いことがわかります。
現預金は保有しているだけではなんら価値を生みません。
運用したり、企業ならば、自社の事業に投下することで利益を生ませる必要があります。
したがって、手元流動性が必要以上に高いのはよいということはいえないでしょう。
ただ、もちろん安全性は高くなります。
企業は、安全性と効率性とのバランスを考える必要があります。
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