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5分でわかる財務分析 実践編

16.回転期間による分析(たな卸資産回転月数)

たな卸資産回転月数という指標があります。

たな卸資産回転月数=たな卸資産期末残高/売上高*12

この指標は、たな卸資産の保有期間をみて、在庫の効率性を測るものです。

たな卸資産は販売するまでは資金が回収できません。

資金が固定されてしまうため、なるべく在庫は持たないようにするのが現在の経営の常識です。

ただ、在庫をゼロにしてしまえばよいかといえば当然そうではありません。

需要があるのに在庫がないために販売できないということがあるためです。

そこで、効率的な在庫管理が、商製品を取り扱う企業の重要な命題となります。

トヨタ自動車の有名な、看板方式もその一つです。

また、たな卸資産回転月数の推移を見ることで、在庫管理の効率性の推移を見ることができます。

さらに、この指標が大きくなっている場合は、不良在庫がたまっている可能性があります。

 

では、楽天のたな卸資産回転月数を見てみましょう。

たな卸資産回転月数=49,365千円/18,082,859千円*12

=0.03ヶ月

とても低い比率ですね。

しかし、楽天の事業を考えればこれは当然の数値でしょう。

楽天は商製品を販売する会社ではないからです。

在庫リスクがなく、利益率は高いと、非常に期待の持てる事業モデルだと思います。

こういったことが株価にも反映されているのでしょう。


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