損益分岐点分析とは、売上高がいくらのときに利益も出ず、損失も出ないのかを算出し、目標となる売上高を計画するための分析です。
マーケティングの項で取り扱おうと思っているのですが、事業計画というものはたとえ小さな会社であっても有用です。
中には、計画通りうまくいかないから作っても無駄とか、経営環境は日々変わるから作っても無駄などとおっしゃる方がいますが、決して無駄ではありません。
前者については、みなさんどなたにも経験があると思いますが、無計画に物事を進めていると、間違いに気づいたときに軌道修正が大変であるし、そもそもまったく見当違いの方向へ進んでいるかもしれません。
さらには、目標がないため日々だらだらと過ごしてしまうこともあります。
また、後者については、計画があった場合のほうが、突然起こった事象に対しても適切な対応がとりやすいといえます。
こういった理由から、事業計画はどのような小さな会社でも立てるべきであるし、個人でも当然立てるべきといえます。
計画を立てるときに、計数的に根拠を持って数字を作る必要がありますが、そのときに売上高を求める目安となる方法が損益分岐点分析です。
利益をゼロとした場合の売上高と費用の関係はどうなるでしょうか。
売上高-費用=0
非常に簡単です。
ここで、費用を変動費と固定費に分けます。
変動費とは、販売量によって変動する費用です。
たとえば、商品の仕入原価や、商品を得意先に配送する費用とか、とにかく売上高が増加すればそれに伴って増加する費用です。
これに対し、固定費とは、販売量が変動しても変動せず、一定である費用です。
たとえば、固定給の人件費や、家賃、減価償却費などが考えられます。
変動費が売上高の関数であることを利用して、変動比率というものを用います。
変動比率=変動費/売上高
そうすると、最初の式は、
(1 - 変動費率)*売上高 - 固定費=0
となります。
変動費率というものは、原価率のようなものなので、求めることができると思います。
また、固定費についてもいくつかのケースを想定して、数パターン用意することができます。
そして、そのときのそれぞれの売上高を求めれば、おおよその損益が分岐する売上高、つまり損益分岐点を求めることができます。
このようにして、いくつかのパターンをつくって、事業計画を立てます。
いつまでにいくらの売上高を達成しなければならないかなどの目標が立てられると思います。
|