他の資本利益率も見てみましょう。
前回のROAのひとつである、総資本事業利益率を計算してみましょう。
総資本事業利益率=事業利益/総資本
事業利益=営業利益+金融収益(受け取り利息など)
前期の事業利益はいくらでしょう?
事業利益=4,750,247千円 + 23,016千円 = 4,773,263千円
ですね。
総資本は前回と同じですから、
総資本事業利益率=4,773,263 / (34,054,604 +188,016,232) * 2
=4.3%
となります。
同様に、総資本経常利益率はどうでしょうか?
総資本経常利益率=経常利益/総資本
計算すると、4.0%となります。
ちなみに、この数値は重要な数値ですので、決算短信のハイライト情報として、1ページ目に表示されています。
さて、今度は分母を変えてみましょう。
株主資本利益率を見てみましょう。
株主資本利益率=当期純利益/株主資本
株主資本=自己資本
これはROE(rate of Return On Equity)とも呼ばれており、やはりROAと並んで代表的な資本利益率の指標です。
ROAは会社にとっての総資産である、資本と負債からどれだけの利益を生み出したかを評価しています。
これは、自己資本も他人資本も事業に使える財産ということには変わりないというところから、両者合わせて総資本として分母に用います。
これに対して、ROEは株主の立場から、株主が払い込んだ資本を用いて会社がどれだけの利益を生み出したかを評価するための指標です。
株主重視の考え方にマッチした指標だといえます。
さて、実際に楽天の株主資本利益率を求めてみましょう。
当期純利益は、前回と同じで、-52,643,960千円です。
株主資本の前期末残高はいくらでしょうか?
30,220,301千円ですね。
そして当期末残高は26,364,837千円です。
よって、
総資本当期純利益率=52,643,960 / (30,220,301 + 26,364,837) * 2
=-186.1%
当期純利益がマイナスなので当然ROEもマイナスになります。
この数値も重要な数値ですので、決算短信のハイライト情報として、1ページ目に表示されています。
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