小売業、卸売業の会社設立、運営の注意点
小売業、卸売業は、在庫の運転資金が必要ですので、融資が受けられないような事業目的を入れないようにします。
また、許認可が必要な場合は、要件を満たすように注意する必要があります。
最近では、インターネットを使った通販が多いですが、楽天やYahooショッピングなど、ショッピングモールによっては、インターネットを使った通信販売を行う旨を事業目的として登記しなければ出展を許可されませんので、留意が必要です。
その他、消費税の免税制度の活用や、 役員構成など、個別の事情を考慮します。
| 小売業、卸売業の会社設立の注意点 | |
|---|---|
融資が受けやすいように |
登記する目的に投機的事業などが含まれると、融資を受けられない場合があります。 卸売業は仕入れ代金などの運転資金が大きくなりやすく、銀行借入が必要な場合が多いため、注意した方が良いでしょう。 |
古物商許可申請の取得要件 |
中古品などを取り扱う場合には、古物商許可申請が必要です。 古物商許可申請における、会社設立時の注意点は、 目的は、古物商許可申請に適した形で登記する必要があります。 役員が欠格事由に該当する場合は、許可申請ができませんので、注意が必要です。 |
酒類販売業免許申請の取得要件 |
店舗や通信販売で一般消費者等に販売する場合や、酒類販売店に卸売りするためには、酒類販売業免許の申請が必要となります。 酒類販売業免許の申請における、会社設立時の注意点は、
・役員 目的は、酒類販売業免許の申請に適した形で登記する必要があります。 役員が欠格事由に該当する場合は、許可申請ができませんので、注意が必要です。 |
事業目的 |
小売、卸売の場合は、取扱商品が多いため、登記する事業目的の作成は工夫が必要です。 楽天市場やヤフーショッピングなどのショッピングモールに出店する場合は、事業目的にインターネットによる通信販売を行う旨の記載が要件となりますので、注意が必要です。 |
実店舗がある場合の小売業については、飲食業と同様に、現金管理が重要ポイントとなります。
最初に管理の仕組みをしっかり作って置かなければ、現金の特質から、過去にさかのぼって修正が大変難しくなります。
| 小売業、卸売業の会社設立後の注意点 | |
|---|---|
現金管理 |
小売業は、現金の取扱いが必要ですから、その管理が重要になります。 従業員による誤りや不正を防ぐことができるような仕組みづくりが必要です。 |
アルバイトの給与計算 |
小売業では、アルバイトの人数が多いため、勤怠管理、給与計算、給与明細の配付方法、年末調整など仕組みづくりをしっかりしておかなければ、後々苦労することになります。 |
クレジットカードの管理 |
小売業では、クレジットカードの決済が行われることが多く、その債権管理が必要です。 債権管理の仕組みづくりをする必要があります。 |
内装工事代の固定資産への見積もり計上 |
小売業では、店舗の内装工事を行うことが多いです。 この、内装工事を建物、建物附属設備、器具備品などの所定の項目に分類し会計処理する必要があります。 内装工事代は、全体にかかる費用や値引きなどがあるため、見積もりが難しいです。 また、一定金額以下は即時に償却をすることで節税になるなど、その処理は非常に煩雑です。 |
開業時の内装工事代に係る消費税の還付請求 |
開業時の内装工事代に係る消費税は、初年度が赤字決算の場合は還付請求できる可能性が高いです。 そのためには、還付請求できるかどうかのシミュレーションと所定の届出を事前に行う必要があるため、注意が必要です。 |
複数店舗がある場合の経営管理 |
複数の店舗を経営する場合は、システムなどを利用して経営管理する仕組みを構築すると良いでしょう。 小売業は、従業員の不正などにより大きな損失が発生するケースが多いため注意が必要です。 |
その他にも業種に関わらず以下に注意して会社を作るとよいでしょう。









