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5分でわかる財務分析 基礎編

実際の貸借対照表を見てみる3

今回は、貸方側の説明です。
前回同様、SONYのB/Sを開いてください。

始めに流動負債です。

流動負債は、前回の説明からも想像つくように、短期的に他の科目に変化する項目です。
B/Sからわかるように、短期借入金、支払手形・買掛金といった営業債務などがこれに該当します。

負債の固定項目が、固定負債です。

長期借入金や、退職給付引当金(SONYは未払退職・年金費用)などがこれに該当します。

その下に、少数株主持分があります。

これは、連結グループ会社にSONYグループ以外の会社や人に出資してもらっているときに現れます。

借入金と同じように考えて差し支えないでしょう。

最後に、資本です。

前に説明したように、資本=純資産です。

資本の中身には、大きく、資本金と剰余金が含まれています。

資本金とは、株主から払い込まれた金額です。

たとえば、会社設立したばかりのときのB/Sはどうなるか考えて見ましょう。

会社にあなたが1000万円拠出します。

そうすると会社の資産は現金預金1000万円ですね。

借入金はありませんので、純資産はいくらになるかというと、

純資産=資産1000万円

ですね。

B/Sであらわすと、

BS (バランスシート)
現金預金 1000万円 資本金(純資産) 1000万円

となります。

その後、会社が500万円稼いだとすると、どうなるでしょうか。

会計上は、会社が稼いだ金額と株主が拠出した金額を明確に分ける必要があります。

これは、商法の縛りなのです。

会社は稼いだお金を株主に配当するという前提ですから、株主が拠出した金額と稼いだ金額を分けておかないといけません。

そうしないでおくと、株主の拠出金か、稼いだお金かわからなくなってしまい、拠出したお金を払い戻してしまう恐れがあるからなのです。

そこで、今純資産が1500万円ですが、このうち1000万円は資本金として、稼いだお金500万円を剰余金とします。

B/Sであらわすと、

BS (バランスシート)
現金預金 1500万円

資本金

剰余金

1000万円

500万円


となります。

以上、いままでの話をまとめると、B/Sは、

BS (バランスシート)
流動資産 流動負債
有形固定資産 固定負債
無形固定資産 少数株主持分
投資その他の資産 資本金
  剰余金

となります。

色分けは、以下を表しています。

資産

 

負債

 

資本

 


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