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5分でわかる財務分析 基礎編

貸借対照表と損益計算書との関係1

★このページで理解していただきたいこと

貸借対照表と損益計算書が剰余金を介してつながっていることを理解してください。


前回までに、B/S、P/Lの基本を学びました。

一見ばらばらのようなこの二つの財務諸表はつながっています。

このつながりを説明するには、仕訳を理解していないと難しいのですが、この話をしだすと受験簿記っぽくなってしまい、面白くありません。

そこで、仕訳を使わずに、感覚でわかるように説明してみようと思います。

まず、とてもシンプルなB/Sを準備します。

BS (バランスシート)
資産


預金


建物



1000万円


5000万円
負債


借入金



3000万円
資本金 3000万円

見覚えあるB/Sですね。以前使いました。

さて、預金を500万円取り崩して、商品を買いました。

B/Sはどうなるでしょう?

BS (バランスシート)
借方 貸方
資産


預金


商品


建物



500万円


500万円


5000万円
負債


借入金



3000万円
資本金 3000万円
借方合計は6000万円 貸方合計は6000万円

こうですね。

借方合計=貸方合計=6000万円ということに注目しておいてください。

前にも書いたように、必ず貸借バランスします。

ですから、バランスシート(B/S)という英語名なのです。

預金が減って、その分商品が増えます。簡単ですね。

さらに、商品100万円分を200万円で売って、現金を取得しました。

どうなるでしょうか?

BS (バランスシート) ?
借方 貸方
資産


預金


商品


建物



700万円


400万円


5000万円
負債


借入金



3000万円
資本金 3000万円
借方合計は6100万円(右と違う!) 貸方合計は6000万円(左と違う!)

預金が、200万円増えて、商品が100万円減ります。

おかしいですね。

貸借バランスしません。

借方が100万円多いです。

思い出してください。

資本金すなわち純資産は、

純資産=資産-負債

です。

そうすると、

純資産=6100万円-3000万円=3100万円

ですね。

当たり前といえば当たり前ですが、100万円の商品を200万円で売ったので、100万円儲かったのです。

また、前にも説明したように、株主の拠出金額と稼いだお金は区別しないといけないので、100万円は剰余金として表示します。

すると、B/Sは以下のようになります。

 

BS (バランスシート)
借方 貸方
資産


預金


商品


建物



700万円


400万円


5000万円
負債


借入金



3000万円
資本金


剰余金
3000万円


100万円
借方合計は6100万円 貸方合計は6100万円

さて、P/Lはいったいどうなるでしょうか?

売り上げは? 200万円ですね。

原価は? 100万円です。

とすると、P/Lは以下のようになります。

P/L
売上高 200万円
売上原価 100万円
利益 100万円

どこが、P/LとB/Sつながっているかわかりますよね?

剰余金がつながっていますね。

 

復習ですが、言葉で表すと・・・

商品を500万円預金取り崩して仕入れ、100万円分を200万円で現金売り上げした。

これを、表であらわすと、上の二つの財務諸表のようになるということです。

 

次回は、さらに時間が経過したときにどのようになるかを見て見ます。

単純に同じ結果ではないです。微妙に変わりますので、注意してください。

 


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