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5分でわかる財務分析 基礎編

貸借対照表と損益計算書との関係2

★このページで理解していただきたいこと

損益計算書は貸借対照表にある剰余金の増減内訳であることを理解してください。


今回は、前回の翌期がどうなるかを見てみましょう。

まず、前回の最後のB/Sです。

BS (バランスシート)
借方 貸方
資産


預金


商品


建物



700万円


400万円


5000万円
負債


借入金



3000万円
資本金


剰余金
3000万円


100万円
借方合計は6100万円 貸方合計は6100万円

今回は、商品200万円を400万円で掛け売り上げしたとします。

どうなるでしょうか?

 

BS (バランスシート)
借方 貸方
資産


預金


売掛金


商品


建物




700万円


400万円


200万円


5000万円
負債


借入金



3000万円
資本金


剰余金
3000万円


300万円
借方合計は6300万円 貸方合計は6300万円

答えは、こうですね。

掛け売り上げは、売り上げ後1ヶ月とか、2ヶ月とかして現金を入金してもらうという、日本ではポピュラーな販売方法です。

前期は現金売り上げで、商品から預金へ振り変わりましたが、今回は、売掛金となります。預金は増えません。

利益200万円が剰余金としてつみあがります。

このときのP/Lはどうなっているでしょうか。

 

P/L
売上高 400万円
売上原価 200万円
利益 200万円

こうですね。

さて、前期は、利益と剰余金が一致しましたが、今回は一致しません。

なぜでしょうか。

それは、過年度(前期)の剰余金が100万円あったからですね。

ここではじめて本当のP/LとB/Sのつながりが見えてきます。

前期剰余金100万円+当期利益200万円=当期剰余金300万円

という関係ですね。

P/Lは前期末B/Sと当期末B/Sをつなぐ役割があります。

 

ほかの見方もして見ましょう。

当期の利益=期末剰余金-前期末剰余金

はいいですね。上の式を変形しただけです。

B/Sだけでも一年間でどれだけ利益が出たかがわかるということですね。

じゃあ、どういう風に利益を出したのか、というのを説明するのが、P/Lの役割ですね。

今回200万円利益が出たことは、B/Sからわかります。

じゃあその利益は売上高1億円と原価9800万円から出たのか、今回のように売上高400万円と原価200万円から出たのか、あるいは、営業利益は‐500万円だったが、固定資産を売却したときの利益700万円があったからなのか、ということは B/Sの差額からだけではわかりません。

それを、P/Lで説明しているのです。
そして、P/Lの中身を見て、会社の状況をより理解できるようになるのです。

なんとなくB/S、P/Lの関係がつかめたでしょうか。

 


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