|
今回は、実際のP/Lを見てみましょう。
前回のB/Sと同じく、SONYの平成14年度有価証券報告書のP/Lを例に見て見ましょう。
SONY 平成14年度有価証券報告書
上のリンクから平成14年度の有価証券報告書を開いてください。
損益計算書は、p.83 (87枚目)から始まります。
連結損益計算書と表題にありますが、SONYグループのP/Lというだけですので、特に気にする必要はありません。
B/Sと同様に、一番左に項目名、真ん中に平成13年度、一番右に平成14年度の数値が列挙されています。
すでに、P/Lの項目については説明していますので、簡単に見ることができるでしょう。
まず、一番上から、売上高および営業収入とあります。
SONYは製品販売のほか、銀行、保険会社などのサービス業も経営しています。
そういった会社の売上高は営業収入として表示しているのです。
項目名が業務によって多少異なるだけですから、特に気にする必要はありません。
次に、売上原価および販売費および一般管理費とあります。
通常これらは分けることがおおいですが、SONYはまとめて表示しています。
余談ですが、SONYは旧商法でのストックオプションなど、製品以外でも他の企業と横並びではなく、新しいことへチャレンジする会社です。
財務諸表にしても、一般の会社の様子を見て横並びという感じじゃないことが見て取れます。
そういう意味では、ここで取り上げるにはあまりよくなかったかもしれませんが、まったく違うというわけではないですし、いろいろな表示があるということを見るうえでも逆によい例ということにしましょう。
その下に、その他の収益及び費用があります。
これは、前に説明した、営業外収益及び費用にあたります。
しかし、おそらくSONYは特別利益及び損失もここにまとめていると思われます。
それから下に法人税等などがあって、最後が当期純利益で締めくくりです。
以上、実際のB/SとP/Lを見てきましたが、順番に見ていけば、それほど複雑ではなく、思ったよりも簡単に見ていける表だということがお分かりになったと思います。
財務諸表は簡単だと思うことがまずは大事です。
どういうフォームで表示するのかがわかれば、これから抵抗なく財務諸表を見ることができるのではないでしょうか。
これが第一のステップです。次のステップとして、この見た数字を分析していきます。経営者はそこまで出来る必要があります。
この、財務の項の後のほうでは、財務諸表を使った分析方法を解説しようと思っています。
よりいろいろな情報を読み取ることができるようになるでしょう。
その基礎知識であるこれらの事項はしっかりと覚えてください。
|