今回以降で、前回の例にもう少し条件を加えて実際にC/Fを作ってみましょう。
まず、期首(4/1)時点のB/Sは、以下のとおりだったとしましょう。
ちなみに、この会社はあなたの会社だと思ってください。
そうするとこれらの数値にも気持ちがこもってくると思います。
貸借対照表(4/1)
資産の部
現金預金
売掛金
商品
建物 |
1000万円
100万円
300万円
10000万円 |
負債の部
借入金 |
3000万円 |
純資産の部
資本金
剰余金 |
8000万円
400万円 |
そして、4月の取引は以下のとおりとします。
| 日付 |
摘要 |
仕訳 |
| 4/10 |
原価100の商品を200で掛売上 |
DR.売掛金 200 万円
CR.売上 200
DR.売上原価 100
CR.商品 100 |
| 4/13 |
商品300掛仕入 |
DR.商品 300
CR.買掛金 300 |
| 4/30 |
期首の売掛金100の回収 |
DR.現金預金 100
CR.売掛金 100 |
| 4/30 |
建物の減価償却 |
DR.減価償却費 500
CR.建物 500 |
いきなりですが仕訳を書いてみました。
ご覧になっている方で仕訳がわかる方がどの程度いらっしゃるかわからないのですが、言葉で書くと煩雑になりますし、仕訳も複雑ではないので、仕訳を書くことにしました。
ちなみに、DRは借方、CRは貸方のことです。
ここでは、仕訳の細かいことを知らなくても進めるようにしました。
どんどん行きましょう。
まずは、B/SとP/Lから作成してみましょう。4月1日の期首から今までのB/SとP/Lを作るので、4月30日時点のB/Sと4月1日から4月30日までの期間のP/Lを作ることになります。
いきなりでもB/S、P/Lくらい作れるのです。
上の仕訳で赤色がB/S項目、青色がP/L項目です。
それに注意して、期首B/Sの各科目に赤い色の数字を加減算してください。
ここで、B/Sの借方にあるものと仕訳の借方(DR)は足しますが、B/Sの借方にあるものと仕訳の貸方(CR)は引きますので注意してください。
たとえば、売掛金は、
期末B/S=100(期首B/S)+200(4/10取引)-100(4/30取引)=200
となります。
4/10は借方なので足しますが、4/30は貸方なので引きます。
同様に現金預金は、
1000 + 100 = 1100
商品は、
300 - 100 + 300 = 500
建物は、
10000 - 500 = 9500
買掛金は、
0 + 300 = 300
そのほかは金額変わりません。
これらをまとめると、貸借対照表が出来上がります。
思い出してください、剰余金は貸借の差額です。
したがって、剰余金は400から0となります。
貸借対照表(4/30)
資産の部
現金預金
売掛金
商品
建物 |
1100万円
200万円
500万円
9500万円 |
負債の部
買掛金
借入金 |
300万円
3000万円 |
純資産の部
資本金
剰余金 |
8000万円
0万円 |
P/Lは意外と簡単です。
上の仕訳の青いP/L項目だけ取り出せばよいのです。
そうすると下のようになります。
損益計算書(4/1 から 4/30)
| 売上高 |
200万円 |
| 売上原価 |
100 |
| 売上総利益 |
100 |
販売費及び一般管理費
減価償却費 |
500 |
| 営業利益 |
-400 |
| 営業外収益 |
0 |
| 営業外費用 |
0 |
| 経常利益 |
-400 |
| 特別利益 |
0 |
| 特別損失 |
0 |
| 税引き前当期純利益 |
-400 |
| 法人税等 |
0 |
| 当期純利益 |
-400 |
この当期純利益-400を期首(4/1)のB/Sの剰余金400に加算すると、期末(4/30)のB/Sになることに注目してください。
基礎編で学習したことの復習ですが、B/SとP/Lがつながっていることが理解できるでしょう。
次はいよいよキャッシュフロー表です。
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