期首のB/Sと前回作成したB/S、P/Lをもう一度眺めてみましょう。
貸借対照表(4/1)
資産の部
現金預金
売掛金
商品
建物 |
1000万円
100万円
300万円
10000万円 |
負債の部
借入金 |
3000万円 |
純資産の部
資本金
剰余金 |
8000万円
400万円 |
貸借対照表(4/30)
資産の部
現金預金
売掛金
商品
建物 |
1100万円
200万円
500万円
9500万円 |
負債の部
買掛金
借入金 |
300万円
3000万円 |
純資産の部
資本金
剰余金 |
8000万円
0万円 |
損益計算書(4/1 から 4/30)
| 売上高 |
200万円 |
| 売上原価 |
100 |
| 売上総利益 |
100 |
販売費及び一般管理費
減価償却費 |
500 |
| 営業利益 |
-400 |
| 営業外収益 |
0 |
| 営業外費用 |
0 |
| 経常利益 |
-400 |
| 特別利益 |
0 |
| 特別損失 |
0 |
| 税引き前当期純利益 |
-400 |
| 法人税等 |
0 |
| 当期純利益 |
-400 |
ちょっと注目していただきたいのは、あなたの会社の4月度は赤字ということです。
4月に売上があったにもかかわらず、赤字になっているのはどうしてでしょうか?
P/Lをご覧になればわかります。
減価償却費が原因です。
せっかく稼いだ100万円を減価償却費が食いつぶすどころかマイナスにしてしまっています。
でもだからといって、減価償却費をうらんではいけません。
減価償却費をうらむのはお門違いで、10000万円もの立派な建物を持ちながら、たった200万円の売上しか上げられないのが問題なのです。
もっと小さな店舗でよかったのかもしれませんね。
しかし、赤字になったからといって倒産におびえる必要はありませんので安心してください。
「財務の知識 基礎編」で学習しましたが、キャッシュがなくならない限りは倒産しないのでしたね。
C/F を作ることでキャッシュはなくなっていないことを確認してみましょう。
さて、C/Fを作ってみましょう。
といっても、何も難しいことはありません。まずは地道な方法で作成してみましょう。
前回とりあげた4月の取引の表を上から順番に確認していって、それぞれの仕分が営業キャッシュフローに関係する現金の動きであるものを営業キャッシュフローに、投資キャッシュフローに関係する現金の動きを投資キャッシュフローに、財務キャッシュフローに関係する現金の動きであるものを財務キャッシュフローに足していけばよいのです。
地道ですが難しい作業ではありません。
C/F(4/1から4/30)
| 営業キャッシュフロー |
100 万円 |
| 投資キャッシュフロー |
0 |
| 財務キャッシュフロー |
0 |
| 現金及び現金同等物の増加額 |
100 |
| 現金及び現金同等物期首残高 |
1000 |
| 現金及び現金同等物期首残高 |
1100 |
前回の4月の取引でキャッシュが動いたのは4/30の売掛金100回収のみです。
ですから、C/Fでは、この取引のみがでてきます。
この例では結構簡単ですね。
あと、注目していただきたいのは、現金及び現金同等物期首残高1100が期末B/Sの現金預金と等しいということです。
「財務の知識 基礎編」でも確認しましたが、このC/Fを見ればいくら赤字でも倒産しないということがわかると思います。
あなたの会社はちゃんとキャッシュが増加しているからです。
赤字でもお金があるうちは倒産しないのです。
しかし、この財務諸表を見ると、お金持ちが道楽で商売しているように感じます。
もしくは、今スタートアップ時で、今後大きく飛躍していく会社でしょうか。
今回は、C/Fを結論から簡単に作成しましたが、次回は当初の目的どおり、B/S、P/Lの関係を使って作成してみましょう。
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