間接的にキャッシュフロー計算書を作ってみます | ブルドッグウォータ法務・会計事務所
5.実際にキャッシュフロー計算書を作る3
5.実際にキャッシュフロー計算書を作る3

さて、前々回に求めた式を思い出してください。

C/F営業キャッシュフロー=-(B/S期末残高-B/S期首残高)+P/L

これが何を意味すかというと、P/Lの利益からB/Sの期末残高と期首残高の差額を引けばキャッシュフローが間接的に求められるということです。

今度は、この式を使った方法で C/F を作ってみましょう。

ではまず、B/Sの差額を求めてみましょう。

※B/S, P/L それぞれで営業キャッシュフローに関係する科目に注目します。

貸借対照表(4/1)
資産の部

現金預金

売掛金

商品

建物

 

1000万円

100万円

300万円

10000万円

負債の部

借入金

 

3000万円

資本の部

資本金

剰余金

 

8000万円

400万円

 

貸借対照表(4/30)
資産の部

現金預金

売掛金

商品

建物

 

1100万円

200万円

500万円

9500万円

負債の部

買掛金

借入金

 

300万円

3000万円

資本の部

資本金

剰余金

 

8000万円

0万円

 

下のB/Sから上のB/Sを引けばいいのです。

B/S期末残高-B/S期首残高
資産の部

現金預金

売掛金

商品

建物

 

100万円

100万円

200万円

-500万円

負債の部

買掛金

借入金

 

300万円

0万円

資本の部

資本金

剰余金

 

0万円

-400万円

 

それから、当期純利益(本当は税引き前ですがここでは税金が発生していないので同額です)に加減算してみましょう。

上の式で、-(B/S期末残高-B/S期首残高)にマイナスがついていることに注意してください。

キャッシュフロー計算書(上5行は最下行の内訳です)
(税引前)当期純利益 -400
建物(減価償却費) +500
売掛金の増加 -100
商品の増加 -200
買掛金の増加 +300
営業キャッシュフロー +100

 

ちゃんと前回の営業キャッシュフローと等しくなりました。
今回は、税引前当期純利益との関係が見えていますのでよりわかりやすくなっていますね。

C/FをB/S、P/Lから作ることはできるようになったと思います。
また、営業キャッシュフローの内訳がどうして上のような金額になるのかもわかるようになったと思います。
しかし、いまいち、ピンと来ない人もいるのではないでしょうか。
計算式でB/S期首、B/S期末、P/Lの関係はわかっても、感覚でつかめていないという人が多いのではないかと思います。

次回は、別の見方で、感覚的にわかるように説明してみたいと思います。